アラフィフの日々〜今日、あったこと

アラフィフの日々、こんなことやあんなこと、どないやねん!ということを綴ります

グルテンフリーとメンタル

ここ数年の腸の不調に悩んでグルテンフリーやカゼインフリーを取り入れてきましたが

遅発性アレルギー検査というものを教えてもらったので受けてみました。

結果は、なんと100%の項目に反応がありました。

その中にアレルギー反応の強弱があるのですが、私は「やや強い」が一番強い反応で、他は「とても低い」レベルではあるのですが、

それでも検査項目の全ての食品に反応が出たことにかなり強いショックを受けました。

検査を受けたのは皮膚科で、そこの医師自身が重度の食物アレルギー持ち、子どもたちもみんな食物アレルギー持ちとのことで、知識が豊富でかなり細かく食事指導を受けたのですが、ここで検査を受けたことを本当に後悔しています。

食事指導の中で、旅行に行って宿泊先の食事をどうしたらいいか尋ねると、なんと医師は「自炊」を勧めてきました。驚く私に「別に普通ですよ。調理できるホテルがあるからそういうところに泊まって自分で作ればいい」と言うので、私はますます混乱してしまいました。おそらくその医師はこれまでずっとそうしてきたので慣れているのでしょう。そしてアレルギーのある食べ物を食べると命に関わるレベルだそうなので、自炊は理解できますが、私も??

私の食物アレルギーはあなたと同じレベルなのですか?と強い疑問を抱きながら医師の顔を見ていました。その医師は心なしか張り切っていたというか?なんだか「仲間ね!」みたいな?仲間ができて嬉しそうに見えてしまったのです。毎日何十人という患者を診察していちいち仲間とか感じるわけはないのですがね。

旅行の楽しみは旅先での食事は大きいです。

その土地の美味しいものを食べるのが旅行の楽しみの一つ。わざわざ旅行に行って自炊…

だったら私は旅行に行く意味がありません。

キャンプも好きではないので。

とにかく私は今までのような食生活はもうできない(厳密にはしばらくできない)ということで、調味料などもアレルギー対応食に変えるように言われました。

そして献立も同じものを続けて食べない、アレルギー反応が強いものは月に1度、火を通す、種をとるなど細かく指導されてもう何がなんだか…

これまで自分に食物アレルギーがあるなんて一度も思わず生きてきたので、50半ばになってあなたは食物アレルギーですと言われて気が動転して先生の話が頭に入ってきませんでした。

呆然としたままアレルギー対応食のカタログをもらって家に帰ってじっくり見てみましたが、今まで普通に食べてきたのに急に自分の人生が暗転したようなショックからなかなか抜け出せませんでした。


私はとにかくたくさんの食品に反応していたため、次第に食べることが恐怖になっていきました。そして医師からこれは月に1度、とか種を取って火を通せば食べていいと言われたものでも怖くて食べたくなくなり、食べても大丈夫なものだけ少量食べたりしているうちに、どんどん食べられるものが減っていき、1ヶ月で2.5キロ痩せてしまったのです。


検査を受けた皮膚科を訪ねて相談したところ、医師は慌てて「あなたは即時型アレルギーじゃないから、食べてもいいんですよ」といわれました。食物アレルギーで怖いのは栄養障害だと。そう言われても、もう私は食べることが怖くなっていたのでたべられません。


家族は食べていいんだから食べろと言うのですが、そんなにすぐには体重も戻らないし困り果てていた時に、ある代替治療を知り、そこで検査を受けたところわたしには食物アレルギーはないし、遅発性アレルギー検査も意味がないから気にしなくていいと言われて本当に救われました。

結局、わたしが多くの項目に反応していたワケは、腸の疾患だったのです。

その医師は食物アレルギーに関する知識は豊富だけれど、遅発性アレルギーの検査結果を読み説く知識が足りず、患者を間違った方向へ指導していたということです。


今、わたしはその代替治療の指導者の元で治療をしています。

体重も徐々に戻り、食べることに罪悪感を感じることもなくなりました。

間違った指導って人の人生を破壊しかねません。

今もあの医師は間違った指導をそのまま続けているのでしょう。

自分では正しいことをしていると信じて。

罪深いことです。