男の自信
人から褒められる前に自分で自分を凄いんだって言っちゃう人っていますね。
特に男性に多いですね。
俺って凄いだろうと自慢してきます。
だけどそういう人って本当は自信がないのかなぁと思います。
人から認めてもらわなくても自分に自信がある人は淡々としているし余裕があります。
自分から「俺は凄い」とは言いません。
「凄いですね」というと「いやいやそんなことはないですよ」とか、「私なんかまだまだです」などと謙遜します。
本当は生きながら仕事をしながら、人格も角がとれ磨かれていくはずなのに、仕事はできるけど人としては…っていう人、結構いますね。
これは2人の60代の男性の話ですが
2人とも他者に真似できない技術を持ってフリーランスで仕事をしています。
凄い技術なのだからもっと自信を持てばいいのに、2人ともどこか深層心理的に自分に自信ががないようで、「俺って凄いんだから」ってやってしまうんですね。
精一杯胸を膨らませて大きく見せても、それが傲慢に見えるだけでなく、逆に虚勢を張っているように見えることに気づかないのです。
さらに批判してくる人に対しては猛反撃してしまうのですが、普段余裕を見せている分、機嫌が悪くなった時の様子は一瞬でボロが出るというか、正体が晒されてしまうなぁと思うのです。
あんな威張っているけど小心者なんだ、
本当は自分に自信がないんだなぁというのがわかるからです。
俺ってすごいんだ、俺は誰にもできないことをやってるんだ、っていうのは間違っていないんです。
なのに、2人を見ていると、持ってる技術とその人の人格は別なんだなと思わざるをえません。
なぜこんなことになってしまうのか?
それはやはり自信がないから謙虚になれないことが原因かなと思います。
自信がないと謙虚になれません。
そして何かあるとカッとなりすぐ怒ります。
間違いがあってそれを指摘されただけで不機嫌になります。
自信がないと傷つきやすいのです。
今日は誰かわからない2人のオッサンの話をしましたが、
私は生きていていろんな人に出会いますが、
自分より年上の人のイヤなところを見たら
自分はこうはなるまい、と胸に刻んできました。
ただのオッサンの話ではありますが、歳を取ったら謙虚でいたいなぁ、と思います。
歳を取ってだんだん社会のお荷物になっていくのに、言動まで鼻をつままれるようなことはしたくありません。
私に、このことに気づかせてくれた2人のオッサンには感謝しないといけないかな?笑